問 題
薬剤師が糖尿病患者を訪問薬剤管理指導のために訪れた際、猛暑の中でぐったりしていたため脱水を疑いアセスメントをした。その項目として、適切でないのはどれか。1 つ選べ。
- 口渇の有無
- 脇の下の乾燥
- HbA1c 値
- 爪圧迫時の色調変化
- 脈拍
正解.3
解 説
脱水疑いで、長期的な血糖値を反映する値である HbA1c 値 を評価する必要はないと考えられます。(参考 病態・薬物治療学まとめ 代表的な内分泌・代謝疾患に関する検査)。
以上より、正解は 3 です。
ちなみに
「爪圧迫時の色調変化」について具体的に説明すると、爪を圧迫して白くなるのですが、圧迫をやめて赤みが戻るまで、目安としては3秒ぐらいかかるようであれば、脱水疑いがあります。
また、脱水により、全身の水分が減るのだから血液も減ります。そのため、十分な酸素を全身に届けることができるよう、脱水状態において脈拍は速くなります。
コメント