薬剤師国家試験 第106回 問336 過去問解説

 問 題     

成人になって気管支ぜん息を再発した患者に対して、フルチカゾンプロピオン酸エステルドライパウダーインヘラーによる治療が、1年前に開始された。

医師による診察前の薬剤師外来で、「ぜん息症状のコントロールはできているが、しゃがれ声がだんだんひどくなってきた。」と相談を受けた。吸入後のうがいはしっかりとできていることから、副作用軽減のために、医師に処方変更を提案することになった。

提案する薬剤として最も適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. プレドニゾロン錠
  2. プロカテロール塩酸塩水和物錠
  3. ツロブテロール経皮吸収型テープ
  4. チオトロピウム臭化物水和物吸入用カプセル
  5. フルチカゾンプロピオン酸エステルエアゾール吸入用

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

ぜん息症状のコントロールは出来ているとのことなので、吸入ステロイドは継続すべきと考えられます。これで正解は 5 だろうと判断できるのではないでしょうか。吸入ステロイドによる声がれについて、ドライパウダーをエアゾールに変更することにより、副作用軽減が期待されます。

以上より、正解は 5 です。

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