問 題
73歳男性。数ヶ月前から腹痛を感じていたが、最近になって血便が認められたため来院し、StageⅢのS状結腸がんと診断された。
外来にて、イリノテカン、レボホリナートカルシウム、フルオロウラシルを用いたがん化学療法を行うため、使用する薬物の代謝酵素の活性に変化をきたす遺伝子変異の有無を調べることになった。その遺伝子として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- CYP2C9
- CYP2D6
- CYP2C19
- NAT2
- UGT1A1
正解.5
解 説
イリノテカンはトポイソメラーゼ阻害薬です。イリノテカンの副作用として「重篤な下痢」があります。代謝酵素が UGT です。UGT1A1 の検査をすることで副作用回避を図ります。
以上より、正解は 5 です。
類題 102-264~267
コメント