問 題
室内環境衛生に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- アスマン通風乾湿計において、乾球温度と湿球温度が同じ室内では、相対湿度が100%である。
- カタ係数が同じ乾カタ温度計を用いた場合、38℃から35℃まで下降するのに要する時間が短いほど、乾カタ冷却力は小さい。
- 感覚温度は、アスマン通風乾湿計及び黒球温度計を用いて求めることができる。
- 気温と気湿が同じ室内では、気動が大きいほど乾カタ冷却力は大きい。
正解.1, 4
解 説
選択肢 1 は妥当な記述です。
乾球と湿球の温度差は、湿球側の水蒸気気化熱によるものです。相対湿度 100% の時は、見かけ上気化しないため、温度が同じです。
選択肢 2 ですが
カタ温度計が、38℃から35℃まで下降するまでの時間が速いほど、カタ冷却力が「高い」です。よって、選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 ですが
「黒球温度計」は「熱輻射」に関わる時に必要です。感覚温度はアスマン通風乾湿計と、「カタ温度計」を用いて求めることができます。よって、選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 は妥当な記述です。
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