問 題
食事による胃内容排出速度の低下によって、吸収量が増大するのはどれか。1つ選べ。
- アセトアミノフェン
- エリスロマイシン
- セファクロル
- リファンピシン
- リボフラビン
正解.5
解 説
リボフラビンは担体輸送される薬物です。(参考 102-165)。そのため、GER が小さい方が担体の飽和を避けることができるため吸収量は増大します。よって、正解は 5 です。
ちなみに胃に入った薬物がどれくらいの速度で小腸に到達するかを GER(gastric emptying rate) といいます。GER の主要な変動要因としては食事や抗コリン薬があります。食事や抗コリン薬で、遅くなります。また、空腹やメトクロプラミドの投与で GER は速くなります。
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