薬剤師国家試験 第102回 問234-235 過去問解説

 問 題     

20歳女性。性感染症の薬物治療のため薬局に処方箋を持参した。

問234

薬剤師は服薬指導の際、厚生労働省の資料を基に作成したリーフレットを手渡した。下図はリーフレットの一部である。[ A ]は、陰部に潰瘍ができたり、リンパ節の腫れ、全身の発疹などの症状を呈する。[ A ]にあてはまる感染症はどれか。1つ選べ。

  1. 淋菌感染症
  2. 性器クラミジア感染症
  3. 性器ヘルペスウイルス感染症
  4. 尖圭コンジローマ
  5. 梅毒

問235

次の性感染症のうち、感染症発生動向調査において全数把握対象疾患として規定されているのはどれか。1つ選べ。

  1. 淋菌感染症
  2. 性器クラミジア感染症
  3. 性器ヘルペスウイルス感染症
  4. 尖圭コンジローマ
  5. 梅毒

 

 

 

 

 

正解.
問234:5
問235:5

 解 説     

問234

問235 とまとめて解説します。

問235

「近年急激に増えている」 という記述から、梅毒 であると判断することが期待されている問題であると考えられます。ちなみに梅毒は、全数把握対象疾患として指定されています。

以上より正解は、問 234,235 共に 5 です。
類題)97-13099-128
参考)衛生薬学 3-3 5)

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