薬剤師国家試験 第102回 問126 過去問解説

 問 題     

C型肝炎ウイルス(HCV)感染歴と肝細胞がん発症の関係を調べるため、ある病院において、肝細胞がんの患者100人、及び対照群として性・年齢・喫煙歴・アルコール摂取歴をマッチングさせた別の病気の患者200人を選び出し、抗HCV抗体の有無を調べた。

その結果、肝細胞がん患者の80人、対照群の20人が抗体陽性者であった。この調査から求められる肝細胞がん発症におけるHCV感染歴のオッズ比として、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 4.0
  2. 4.9
  3. 8.0
  4. 16
  5. 36

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

与えられたデータをまとめると以下の表になります。

オッズ比を求めると、ad/bc = 80×180/20×20 = 4×9 = 36です。

従って、正解は 5 です。
参考)衛生薬学 2-3 4)

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