問 題
ゲンタマイシンの作用機序はどれか。1つ選べ。
- 葉酸合成阻害
- 細胞壁合成阻害
- タンパク質合成阻害
- DNA複製阻害
- DNAからRNAへの転写阻害
正解.3
解 説
ゲンタマイシンは、アミノグリコシド系抗生物質です。リボソームの30S,50Sサブユニットに結合し、タンパク合成阻害により、殺菌的に作用します。アミノグリコシドといえば代表的副作用として、難聴等の、第8神経障害が知られる薬です。
以上より、正解は 3 です。
ちなみに、葉酸合成阻害薬といえばサルファ薬です。代表例は、ST合剤に含まれるスルファメトキサゾールです。
細胞壁合成阻害といえば、β-ラクタム系です。代表例は、ペニシリンです。
DNA 複製阻害薬といえば、代表例は、DNA ジャイレースに作用する、キノロン系抗生物質です。◯◯フロキサシン(レボフロキサシン、ノルフロキサシンなど)が代表例です。
RNAへの転写阻害といえば、RNAポリメラーゼ阻害により効果を示すリファンピシンが代表例です。
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