薬剤師国家試験 第102回 問13 過去問解説

 問 題     

真核細胞での mRNA のプロセシングによる成熟過程において、イントロンの除去に関わるのはどれか。1つ選べ。

  1. スプライソソーム
  2. ヌクレオソーム
  3. オートファゴソーム
  4. プロテアソーム
  5. リソソーム

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

選択肢 1 は、正しい記述です。
イントロンの除去=スプライシング なので、イントロンの除去に関わるのはスプライソソームです。

選択肢 2 ですが
ヌクレオソームとは、クロマチン(染色質)の共通単位のことです。4種のコアヒストンからなる「ヒストン 8 量体+まきついた DNA」構造のことです。

選択肢 3 ですが
オートファゴソームとは、オートファジー(自食作用)で形成される袋状の構造のことです。

選択肢 4 ですが
プロテアソームとは、タンパク質分解を担う巨大酵素複合体のことです。

選択肢 5 ですが
リソソームとは、細胞内小器官の一種です。色んな酵素を内部に有する、細胞内消化の場です。

以上より、正解は 1 です。
類題 99ー117
類題 97-116

コメント