公務員試験 H29年 国家一般職(教養) No.27解説

 問 題     

図は,ある年における,A~D県の人口100 万人当たりの社会教育施設数(ただし,全国におけるそれを100 とする。)を示したものである。また,表は,同年のA~D県の全国総人口に占める人口割合を示したものである。

これらから確実にいえるのはどれか。

1.A県の体育館数は,B県のそれの2 倍以上である。
2.全国の水泳プール数に占めるC県のそれの割合は, 5 % 以上である。
3.C県では,博物館数が公民館数を上回っている。
4.公民館数,図書館数,博物館数の合計が最も少ないのは,D県である。
5.D県の図書館数は,A県のそれを上回っている。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

選択肢 1 ですが、A県の体育館数は、100 万あたり 140 です。B県は 100 万あたり 50 です。表より、B県の人口がA県のほぼ7倍なので、 「Bの方が多い」です。明らかに選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 は、読み取れません。A~D以外の県で、異常にプールがあるかもしれません。

選択肢 3 ですが、全国の博物館数と、全国の公民館数がわからないため、施設間の数は比較できません。よって、選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 も 3 と同様に、読み取れません。

選択肢 5 は確実です。人口が A 県より、D県の方が多く、100 万人あたりの数も全国を 100 とした指数で見てより高く、同じ施設であるため確実といえます。

以上より、正解は 5 です。

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