公務員試験 H30年 国家専門職(食品衛生監視員) No.6食品衛生学Ⅰ(1)解説

 問 題     

自然毒とその自然毒を含む生物の組合せ ①~⑤ について,妥当なものには ○ を,妥当でないものには × をそれぞれ記せ。

自然毒 生物
① オクラトキシン アサリ
② アマトキシン ドクツルタケ
③ サキシトキシン アブラソコムツ
④ テトラミン ヒメエゾボラ
⑤ ムスカリン スイセン

 

 

 

 

 

 解 説     

①ですが
オクラトキシンとアサリの組み合わせは妥当ではありません。オクラトキシンはコーヒー豆などの「カビ毒」として知られています。

②は妥当な組み合わせです。

③ですが
サキシトキシン麻痺性貝毒です。アブラソコムツは、油脂成分がワックスエステルで、食べると下痢、油脂が漏れ出るといった症状が出ることが知られています。

④は妥当な記述です。
テトラミンは、巻貝の唾液腺毒の一種です。ヒメエゾボラは巻貝の一種です。

⑤ですが
ムスカリンベニテングタケなどの自然毒です。スイセンの自然毒はリコリンなどのアルカロイドです。

以上より、①☓、②◯、③☓、④◯、⑤☓ です。

コメント