公務員試験 H30年 国家専門職(食品衛生監視員) No.3微生物学Ⅰ(3)解説

⑶ 微生物学の歴史に関する記述 ①~⑤ について,妥当なものには ○ を,妥当でないものには × をそれぞれ記せ。

 問 題     

① Fracastoro は,微生物の自然発生説は誤りであることを実証した。

② Leeuwenhoek は,初めて顕微鏡を用いて微生物を観察した。

③ Koch は,ゼラチンを用いた固形培地を開発した。

④ Fleming は,アオカビから細菌の増殖を抑制する物質が分泌されることを発見した。

⑤ Gram は,ペスト菌を発見した。

 

 

 

 

 

 解 説     

①ですが
自然発生説が誤りであることを実証したのはパスツールや、フランチェスコ・レディ等が妥当と考えられます。フラカストーロは、伝染病研究で知られるイタリアの医師です。

②は妥当な記述です。
レーウェンフックの顕微鏡です。

③は妥当な記述です。
コッホの固形培地開発です。

④は妥当な記述です。
フレミングによるペニシリンの発見です。

⑤ですが
ペスト菌の発見は北里柴三郎です。グラムは染色法で知られています。

以上より、①☓、②◯、③◯、④◯、⑤☓です。

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