過去問 H30年 国家一般職(高卒 基礎)No.24解説

 問 題     

植生等に関する記述として最も妥当なのはどれか。

1.熱帯多雨林は,年降水量が多く,一年中気温が高い熱帯で発達する。多くの種類の植物が存在し,発達した階層構造を持つ。また,そこに生息する動物の種類も多様である。

2.夏緑樹林は,温帯のうち比較的寒冷な冷温帯で発達する。我が国にも夏緑樹林が分布し,主にエゾマツやカエデ類などの常緑広葉樹が優占種である。

3.ステップは,地中海沿岸など夏に雨が多く冬に雨が少ない地域で発達する。ステップでは,オリーブなどの落葉広葉樹が生育している。

4.針葉樹林は,年平均気温が-5 ℃ 以下となる寒帯で発達し,ミズナラなどの落葉針葉樹が優占種である。針葉樹林に生息する動物の代表例として,トナカイが挙げられる。

5.ツンドラは,年平均降水量が 200 mm 以下の乾燥地域で発達する。ツンドラでは,地衣類やコケ植物のほか,耐乾燥性を有するサボテン類が生育している。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

選択肢 1 は妥当です。
熱帯多雨林についての記述です。

選択肢 2 ですが
夏緑樹林とは、夏に葉をつけ,冬に落葉する樹種が中心となる森林です。具体的には、クリ、ケヤキ、ブナ、ミズナラ、カエデなどの樹種が中心です。エゾマツは針葉樹林の代表例です。選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 ですが
ステップとは、半乾燥気候下の樹木のない草原地帯です。「オリーブなどの落葉広葉樹が生息」しているわけではありません。選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 ですが
トナカイはツンドラに生息する代表的な生物です。選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
ツンドラは、一年中ほとんど凍結し、夏だけ表面がとけて、湿地となるような土地のことです。サボテン類は乾燥した砂漠の代表的な植物です。選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 1 です。

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