公務員試験 H30年 国家一般職(化学) No.44解説

 問 題     

原料成分 A から成分 B を得る反応は,次の反応式で表される A についての一次反応であった。

この反応を回分反応器を用いて液相で行う。A のみが存在する状態で開始してから,A の濃度と B の濃度が等しくなるまでに要する時間として最も妥当なのはどれか。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

一次反応なので lnC = -kt + lnC0 が成立します。A と B の濃度が等しくなるのは C = 3C0/4 となった時です。 A が C0/4 減ると、B が 3C0/4 増えるからです。
ln (3C0/4) = -kt + lnC0 を解くと t = 1/k × ln4/3 となります。

以上より、正解は 1 です。

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