問 題
塑性加工に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
・ ㋐ は、素材の全部又は一部に、金型や工具などを用いて圧縮力又は打撃力を与えて目的の形状に成形する加工法である。
・ プレス加工は、プレス機械を用いて主に板材を加工することであり、プレス加工のうち、板材を継ぎ目のない容器状に成形する加工法を ㋑ という。
・ 回転するロールの間に素材を通して、板厚を薄くしたり、断面の形をいろいろに変形させたりする加工法を ㋒ という。
㋐ ㋑ ㋒
1．鍛造 せん断加工 圧延
2．鍛造 絞り加工 転造
3．鍛造 絞り加工 圧延
4．圧延 せん断加工 転造
5．圧延 絞り加工 押出し
正解 (3)
解 説
㋒から見るとわかりやすいのではないでしょうか。「回転するロールの間を通して薄くする」のは「圧延」加工です。㋒が「圧延」です。正解は 1 or 3 です。すると ㋐ は鍛造と決まります。
㋑ですが「継ぎ目がない」ようにするとあります。せん断するとは、はさみのようなもので切断するイメージになるため「プレス加工」で「継ぎ目がない容器状」にはならないと判断できるのではないでしょうか。㋑は「絞り加工」です。
以上より、正解は 3 です。
類題 H26no41
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