公務員試験 H30年 国家一般職(土木) No.36解説

 問 題     

交通工学に関する記述㋐~㋓のうち下線部が妥当なもののみを挙げているのはどれか。

㋐ 交通需要予測で用いられる四段階推計法において,各ゾーン間の交通量を示す将来OD 表の作成は分布交通量の推計段階で行われる。

㋑ ラウンドアバウトとは,一方通行の環道を有する円形の平面交差点であり,環道交通流は流入交通に対して通行の優先権を有し,信号や一時停止による規制を受けない

㋒ 交通量が多く,直進車が大多数である交差点においては,一般に,信号のサイクル長(信号現示が一巡して元に戻るまでの時間の長さ)が短い方が,平均待ち時間が短くなり,より多くの交通を流すことが可能となる。

㋓ 全国都市交通特性調査(全国都市パーソントリップ調査)において,調査票の配布・回収は,交通の季節変動を考慮し,通年で行う

1.㋐,㋑
2.㋐,㋒
3.㋑,㋒
4.㋑,㋓
5.㋒,㋓

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

記述 ㋐、㋑ は、妥当な記述です。

㋒ですが、信号のサイクル長が短い とは、赤になる間隔が速い ということです。まっすぐで広い道路を考えて、交差点の信号がちょこちょこ赤に変わったら、その度に待ち時間が生じます。従って、「信号のサイクル長が短いと、交通を多く流すことができる」という記述は誤りと考えられます。

㋓ですが、おおよそ5年に一度、9~11月に行われるのが、試験時における慣例です。知識として知らなくても、全国の都市に関して、季節変動まで考慮して通年で行うとなると調査の負担が大きすぎて現実的ではないと考えれば、妥当でないと推測できるのではないでしょうか。

以上より、正解は 1 です。

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