公務員試験 H30年 国家一般職(土木) No.10解説

 問 題     

図のように,一様な剛体棒が中央の点O で支持されて静止している。次のことが分かっているとき,小球X の質量はおよそいくらか。

・小球X を点A,小球Y を点C,小球Z を点D に静かに置いたとき,点O まわりのモーメントが釣り合った。

・小球X を点B,小球Y を点D に静かに置いたとき,点O まわりのモーメントが釣り合った。

・小球Z を点B に静かに置いた直後の点O まわりのモーメントの大きさは,600 N・m であった。ただし,重力加速度の大きさを10 m/s2 とする。

1. 10 kg
2. 20 kg
3. 30 kg
4. 40 kg
5. 50 kg

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

箇条書きの3つの条件を絵にすると、以下のようになります。Z = 30kg、X = 2Y がわかります。

一番上の絵について考えます。小球Y による下向きの力を そのまま Y と書くと 2Y × 4 = 2Y + 4 × 300 です。従って 6Y = 1200 で、Y = 200 です。つまり Y の質量は 20kg です。よって X の質量は 2倍して 40kg とわかります。

以上より、正解は 4 です。

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