公務員試験 H29年 国家専門職(教養) No.23解説

 問 題     

互いに重さの異なる分銅が四つある。この四つの中から二つずつを選んで重さを量ったところ,87 g,93 g,95 g,96 g,98 g,104 g であった。四つの分銅のうち最も軽い分銅と最も重い分銅の重さの差は何g か。

1. 11 g
2. 12 g
3. 13 g
4. 14 g
5. 15 g

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

軽い方から F1,F2,F3,F4 とおきます。F は分銅の F を意識しました。

F1 + F2 が一番軽いから 87g です。で、考えてみると、 2 番目に軽い組み合わせはど F1+F3 です。ここに気づくことができるかがポイントであり、面白い問題と感じます。

同様に、一番重いのは F3 + F4 です。そして、二番目に重いのが F2 + F4 です。これで変数4つで式4つだから、解けます。

1:F1 + F2 = 87、2:F1 + F3 = 93、3:F3 + F4 = 104、4:F2 + F4 = 98 です。
解き方の一例として、求めたいのが 「F4ーF1」なので、F2、F3を消そうと考え、「式1+式2」 と「式3+式4」 を考えます。

式1+式2 で 「2F1+F2+F3=180」
式3+式4 で 「2F4 + F2 + F3 = 202」 とわかります。引くとうまく F2,F3 が消せます。大きい方から小さい方を引けば、2F4 ー 2F1 = 22 です。よって、F4 ー F1 = 11 とわかります。

以上より、正解は 1 です。

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