公務員試験 H29年 国家一般職(高卒 基礎) No.20解説

 問 題     

表は,ある国における主要建設資材(セメント,生コンクリート,木材,鋼材)の出荷量の推移を示したものである。これから確実にいえるのはどれか。

1.平成17~26 年度のうち,ちょうど二つの年度で,生コンクリートの出荷量が木材の出荷量の10 倍を上回った。

2.平成18~26 年度のうち,ちょうど三つの年度で,全ての主要建設資材の出荷量が前年度より減少した。

3.平成18~26 年度のうち,ちょうど四つの年度で,木材の出荷量が前年度より増加した。

4.平成20~26 年度のうち,生コンクリートの出荷量の対前年度増加率が最も大きいのは,平成25 年度である。

5.平成26 年度についてみると,セメントの出荷量の対前年度減少率は,木材の出荷量の対前年度減少率を上回っている。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

選択肢 1 ですが、木材の出荷量の単位と生コンクリートの単位が同じことをまず確認します。そして、木材の 10 倍なので、右端に 0 を一個加えて左の数値と比較していきます。すると、10 倍を上回っているのは H26 年のみです。よって、選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 ですが、 18 →「19」、19 →「20」、20 →「21」、25→「26」の4つの年度で、全ての出荷量が減少しています。よって、選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 ですが、21 →「22」、23 →「24」、24 →「25」の 3 つの年度です。よって、選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 は、妥当な記述です。H20 → 21 → 22 及び 25 → 26 は減っているため無視してよいです。22 ~ 25 年度を大雑把にみれば 853 → 880 → 921 → 988 です。確かに H25 年度の増加率が一番大きいです。

選択肢 5 ですが、セメントは 477 → 455 程度なので、大体 5% 程度の減少です。一方、木材は 102 → 93 程度なので、10% 近いです。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 4 です。

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