公務員試験 H29年 国家一般職(高卒 基礎) No.17解説

 問 題     

ある水槽には,A,Bの2 本の給水管があり,この水槽を空の状態から満水にするのにA管では60 分,B管では40 分かかる。また,満水の水槽を栓を抜いて空にするのに120 分かかる。

この水槽を空の状態から満水にするため,最初はB管のみで給水していたが,水槽の栓をしておらず排水していることに途中で気付いた。すぐに栓をすると同時にA管とB管の両方で給水をしたところ,栓をしてから20 分後に満水となった。

栓をしたのは最初の給水を開始してから何分後か。ただし,A管からの給水,B管からの給水及び水槽からの排水は常に一定であるものとする。

1. 10 分後
2. 12 分後
3. 14 分後
4. 16 分後
5. 18 分後

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

A だと◯分、Bだと△分、、、というフレーズから仕事算と判断します。全仕事を1とおきます。
A 管は 1分あたり、1/60 、B 管は1分あたり 1/40 の仕事をします。また、栓が抜けていると、1/120 ずつ減ります。

栓をした上で、A,B両方で 20 分給水をすると(1/60 + 1/40) × 20 = 100/120 の仕事をしています。B 管のみで仕事をしていて、かつ、栓が抜けている場合1分あたり(1/40 ー 1/120) = 2/120 の仕事が行われます。20/120 の仕事が、この B 管のみの時間で行われたはずです。よって、「10 分」が求める答えとわかります。

以上より、正解は 1 です。

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