公務員試験 H29年 国家一般職(高卒 基礎) No.12解説

 問 題     

赤,青,黄の3 色のカードが,それぞれ2 枚, 4 枚, 2 枚の合計8 枚ある。この8 枚のカードが,A~Dの4 人に2 枚ずつ配られた後,AとBは手持ちのカードを1 枚交換し,また,CとDも手持ちのカードを1 枚交換した。

次のことが分かっているとき,確実にいえるのはどれか。

○ 交換する前,AとCは赤のカードを持っていた。
○ 交換した後,Aは2 枚の同色のカードを持っており,また,Cも2 枚の同色のカードを持っていたが,AとCのカードの色は異なっていた。
○ 交換した後,Bのカードの色の組合せは,Dと同じであった。

1.交換する前,Aのカードの色の組合せは,Cと同じであった。
2.交換する前,Bのカードの色の組合せは,Dと同じであった。
3.交換する前,Dは黄のカードを1 枚持っていた。
4.交換する前, 2 枚の同色のカードを持っていた者がいた。
5.交換した後,Cは青のカードを2 枚持っていた。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

状況は、以下のようにまとめられます。

条件をふまえて、考察します。
・2枚しかない赤を、交換前に A,C が持っていて、交換後 A,C が共に同色のカードを持っていたという点から「交換したカードは A,C 共に赤」と判断することができます。なぜなら、赤を持ちっぱなしだったら、絶対に赤は揃わないからです。

さらに、交換後の同色が A,C で異なっていたという点から、A と C の交換前の、赤以外のもう1枚の色は異なるとわかります。

以上より
交換前の A の手持ちを「赤、青」、交換前の C の手持ちを「赤、黄」と仮定してみます。そして、赤を交換し、同色が揃ったということは B は青を、D は黄を持っていたはずです。

「交換後の B,D は共に赤、青」です。

以上より
「交換A:赤、青、B:青、青、C:赤、黄、D:黄、青」
「交換 A:青、青、B:赤、青、C:黄、黄、D:赤、青」
というパターンが一例として考えられます。

選択肢 1 は誤りです。
交換前の A,C の組み合わせは違います。

選択肢 2 は誤りです。
交換前の B,D の組み合わせは違います。

選択肢 3 はありえますが
交換前の A,C は交換可能です。それに伴って、B,D の手札は交換可能なので、確定ではありません。

選択肢 4 は確実です。
B or D が確実に青2枚を持ちます。

選択肢 5 は誤りです。
交換後 C の組み合わせは違います。

以上より、正解は 4 です。

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