公務員試験 H29年 法務省専門職員 No.26解説

 問 題     

次の表は,コールバーグ(Kohlberg, L.)が提唱した道徳性の発達段階を示したものであるが,A,B,Cに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

  A B C
1.罰    社会的秩序   倫理的原理
2.罰    社会的秩序   価値基準
3.罰    他者との関係  倫理的原理
4.不利益  他者との関係  倫理的原理
5.不利益  他者との関係  価値基準

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

A ですが
第1段階は「罪と服従への志向」です。避けるのは「罪」です。

B ですが
第4段階は「法と秩序の維持への志向」です。維持するのは「秩序」です。

C ですが
第6段階は「普遍的な倫理的原理への志向」です。「倫理的原理」が入ります。

以上より、正解は 1 です。ちなみに、第2、第3、第5段階がそれぞれ「道具主義的相対主義への志向」、「対人的同調、あるいはよい子への志向」、「社会契約的遵法への志向」です。

コメント