公務員試験 H29年 国家一般職(高卒 技術) No.94解説

 問 題     

消火設備に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 水噴霧消火設備は、水を微細な霧状に噴射して消火する設備であり、駐車場などに使用される。

㋑ 二酸化炭素消火設備は、二酸化炭素を噴射ヘッドから放射し、主に空気中の水蒸気との反応による水の冷却作用によって消火する設備であることから、美術館には使用されない。

㋒ スプリンクラー設備は、火災を感知した人間が、人力で散水栓を作動し、散水して消火する設備であることから、不特定多数の人が集う百貨店などの施設には使用されない。

1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋐、㋒
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

㋐は妥当な記述です。

㋑ですが
二酸化炭素消火設備は、「酸素濃度を低下させて燃焼反応を不活発にする作用」と、「熱容量で炎から熱を奪い、炎の温度を低下させる作用」により、火災を消火する設備です。「空気中の水蒸気との反応」ではありません。よって、㋑は誤りです。

㋒ですが
「スプリンクラー」は、熱を感知して、自動で消火する設備です。「人力で散水栓を作動」ではありません。よって、㋒は誤りです。

以上より、正解は 1 です。

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