公務員試験 H29年 国家一般職(高卒 技術) No.87解説

 問 題     

鋼に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 鋼の強度は、含まれる炭素量が増加するほど小さくなる。
㋑ 温度が 1、000 ℃ の鋼の強度は、常温の鋼の強度とほぼ同じである。
㋒ 鋼は、降伏点に達するとひずみが急激に進行する。

1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋐、㋒
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

㋐ですが
「鋼」とは、2% 以下の炭素を含む、鉄の合金です。
純度がとても高い鉄は脆いです。加工のしやすさから鋼がよく用いられています。よって「含まれる炭素量が増加するほど小さくなる」わけではありません。よって、㋐は誤りです。

㋑ですが
1000 ℃までいくと、鋼の強度は大きく落ちています。よって、㋑は誤りです。

㋒は妥当な記述です。

以上より、正解は 5 です。


類題 H26no42

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