H29年 国家一般職(高卒 技術) No.80 社会基盤工学 解説

 問 題     

土地利用の規制に関する次の記述の㋐、㋑、㋒に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「市街化区域では、その地域の特性を考慮して、建築物の形態や構造などが規制されている。形態規制は、建物の形態・密度に基準を与え、都市に合理的な形態を保たせるために、あらかじめ建築物の建て方に制限を加えている。これには㋐に関する制限、 ㋑に関する制限、建築物の㋒に関する制限などがある。

㋐は、敷地面積に対する建築物の延べ床面積の割合を示す。また、建築物の㋒に関する制限は、一定の日照や通風などを確保するための制限である。」

   ㋐     ㋑    ㋒
1.建ぺい率  容積率   高さ
2.建ぺい率  容積率   色彩
3.建ぺい率  容積率   表面積
4.容積率   建ぺい率  高さ
5.容積率   建ぺい率  色彩

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

㋐ですが
容積率は、土地面積に対する床面積の合計です。「敷地に対してある程度の建物でも、上に上に、、、と積み上げられると、人口コントロールできない」から制限があります。正解は 4 or 5 です。

㋒に注目すると、色彩は「通風」には関係ないと判断できると思われます。

以上より、正解は 4 です。

ちなみに
建ぺい率は、土地面積に対する建築敷地面積の割合です。「土地いっぱいにみんな建物作っちゃったら、ぎゅうぎゅうで防災観点から不適切」なので制限があります。


類題 H26no77

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