公務員試験 H29年 国家一般職(高卒 技術) No.46解説

 問 題     

生産の形態は,受注形態で分類すると受注生産・見込生産の二つに,製品の流れで分類すると個別生産・ロット生産・連続生産の三つに分類できる。

表は,一般に,特定の顧客に対して製品を一つずつ完成させる航空機や発電設備などの製品と,顧客が不特定多数で同一の製品を一定量ずつまとめて生産する乾電池やボルトなどの規格品について,生産の形態を分類して整理したものである。

この表の㋐~㋓に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

  ㋐   ㋑     ㋒   ㋓
1.受注  連続   受注  個別
2.受注  個別   見込  ロット
3.受注  ロット  見込  個別
4.見込  個別   受注  ロット
5.見込  ロット  見込  連続

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

航空機や発電設備といった製品は「特定顧客」に「一つずつ」完成させるのだから、見込で作ってしまうと、受注が入らない時無駄になってしまいます。「受注」で「個別」に生産すると考えられます。㋐は「受注」、㋑は「個別」が入ります。

一方、乾電池やボルトなどは「見込」で作っておかないと、注文を受けてから一々作っていては要求に素早く答えることができません。この際、「一定量」のことを「ロット」と呼びます。㋒は「見込」、㋓は「ロット」が入ります。

以上より、正解は 2 です。

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