公務員試験 H29年 国家一般職(高卒 技術) No.39解説

 問 題     

ディジタル署名に関する次の記述の㋐,㋑,㋒に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「図は,送受信する情報の㋐対策として,ディジタル署名を用いる場合の様子を示したものである。A さんは㋑を用いてディジタル署名を生成し,B さんは㋒を用いてディジタル署名を検証することで,情報が㋐されていないかどうか確かめることができる。」

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1. 盗聴 A さんの公開鍵 A さんの秘密鍵
2. 盗聴 B さんの公開鍵 B さんの秘密鍵
3. 改ざん A さんの公開鍵 A さんの秘密鍵
4. 改ざん A さんの秘密鍵 A さんの公開鍵
5. 改ざん B さんの秘密鍵 B さんの公開鍵

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

ディジタル署名「改ざん」防止に用いられます。
ちなみに、「盗聴防止」は「公開鍵暗号化方式による情報の送受信」で実現されます。すなわち「情報自体」を「送信相手の公開鍵」により暗号化して送信するということです。㋐は「改ざん」です。正解は 3,4,5 のどれかです。

A さんが用いることができる鍵は「自分(A)の秘密鍵、自分(A)の公開鍵、相手(B)の公開鍵」です。同様に、Bさんが用いることができる鍵は「Bの秘密、公開鍵、Aの公開鍵」です。

㋑の主語は A さんです。なので「B の秘密鍵」は使えません。よって、選択肢 5 は誤りです。

㋒の主語は B さんです。よって「Aの秘密鍵」は使えません。よって、選択肢 1,3 は誤りです。

以上より、正解は 4 です。


類題 H28no37

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