問 題
ディジタル署名に関する次の記述の㋐,㋑,㋒に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
「図は,送受信する情報の㋐対策として,ディジタル署名を用いる場合の様子を示したものである。A さんは㋑を用いてディジタル署名を生成し,B さんは㋒を用いてディジタル署名を検証することで,情報が㋐されていないかどうか確かめることができる。」
/ | ㋐ | ㋑ | ㋒ |
1. | 盗聴 | A さんの公開鍵 | A さんの秘密鍵 |
2. | 盗聴 | B さんの公開鍵 | B さんの秘密鍵 |
3. | 改ざん | A さんの公開鍵 | A さんの秘密鍵 |
4. | 改ざん | A さんの秘密鍵 | A さんの公開鍵 |
5. | 改ざん | B さんの秘密鍵 | B さんの公開鍵 |
正解 (4)
解 説
ディジタル署名は「改ざん」防止に用いられます。
ちなみに、「盗聴防止」は「公開鍵暗号化方式による情報の送受信」で実現されます。すなわち「情報自体」を「送信相手の公開鍵」により暗号化して送信するということです。㋐は「改ざん」です。正解は 3,4,5 のどれかです。
A さんが用いることができる鍵は「自分(A)の秘密鍵、自分(A)の公開鍵、相手(B)の公開鍵」です。同様に、Bさんが用いることができる鍵は「Bの秘密、公開鍵、Aの公開鍵」です。
㋑の主語は A さんです。なので「B の秘密鍵」は使えません。よって、選択肢 5 は誤りです。
㋒の主語は B さんです。よって「Aの秘密鍵」は使えません。よって、選択肢 1,3 は誤りです。
以上より、正解は 4 です。
類題 H28no37
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