公務員試験 H29年 国家一般職(土木) No.31解説

 問 題     

測量に関する記述㋐~㋓のうち下線部が妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ トラバース測量は地表面の高低差を正確に求めるための測量であり、レベルと標尺などを用いる。

㋑ 測定条件が異なる場合、測定値の信用度を示す重み(軽重率)を考慮して真値を求める。

㋒ GPS測量は人工衛星から発信される電波を受信して行うもので、天候に左右されず測量できるなどの特徴をもつ。

㋓ トータルステーションは、同一の視準軸から水平角、鉛直角、斜距離を一度に観測できる測量機器である。

1.㋐、㋑、㋒

2.㋐、㋒、㋓

3.㋑、㋒、㋓

4.㋑、㋓

5.㋒、㋓

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

記述㋐ですが、トラバース測量とは位置を測量するものです。高低差を正確に求める測量は水準測量です。

記述㋑ですが、測量には誤差が必ず伴います。真値は求めることが原則としてできません。軽重率を考慮して求めるのは「最確値」と考えられます。

㋐、㋑は誤りです。

よって、正解は 5 です。


類題 H24no31

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