問 題
次は,生体防御の仕組みに関する記述であるが,A,B,Cに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
体内に異物が侵入すると樹状細胞などが異物を取り込んで分解し,分解された異物がこれらの細胞上に抗原として提示される。
この抗原を認識したA は増殖し,同じ抗原を認識したB を活性化する。増殖したB は抗体産生細胞となり,大量の抗体を産生し,分泌するようになる。
抗原は分泌された抗体と特異的に結合した後に,マクロファージによって処理される。このような抗体による免疫をC という。
A B C
1. ヘルパーT細胞 キラーT細胞 体液性免疫
2. ヘルパーT細胞 キラーT細胞 細胞性免疫
3. ヘルパーT細胞 B細胞 体液性免疫
4. キラーT細胞 B細胞 体液性免疫
5. キラーT細胞 B細胞 細胞性免疫
正解 (3)
解 説
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抗原を認識して増殖するのは「ヘルパーT細胞」です。「抗体産生」するのは B 細胞です。ちなみに、体液性免疫と対になる用語は「細胞性免疫」です。マクロファージやキラーT細胞がばっさばっさやっていっているのが細胞性免疫です。
以上より、正解は 3 です。
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