公務員試験 H28年 国家一般職(高卒 基礎) No.20解説

 問 題     

表は,ある国における機械受注に関する調査結果である。これから確実にいえるのはどれか。

1.2015 年 1ー3 月期の官公需の受注額は,6,000 億円を超えている。
2.2015 年 6 月の外需の受注額は,同年同月の民需の受注額を超えている。
3.2015 年 9 月の民需の受注額に占める製造業の受注額の割合は, 4 割を超えている。
4.2015 年 10 月の代理店の受注額は,同年同月の官公需の受注額を超えている。
5.2015 年 10ー12 月期の受注総額は, 8 兆円を超えている。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

選択肢 1 は確実です。

まず 2015 年 7 月の受注額右端の列から読み取れます。官公需の受注額は 2000 です。そして、対先月比から大雑把に 2015 8月は 1960 ぐらい、2015 9 月は 3200 ぐらいと読み取ることで 2015 7-9 月期の総合額が 7200 程度とわかります。

逆向きに前期比を追って + 16.2%,ー4.0% させて、大体 +12% することで 2015 1-3 月期の受注額がわかります。 8000 程度あるはずです。確かに 6000 を超えています。

選択肢 2 ですが、2015 6 月の額はこの資料からは読み取れません。よって、選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 ですが、2015年 7 月の民需が 9800 で 対前月比が -5.5%, +2.2% なので、大体 ー3.3% だから 2015 年 9 月の民需は 9500 ぐらいです。

製造業は 7月に 3600 で、9月までに大体ー8.7% なので 3300 ぐらいです。 9500 の 4 割は 3800 なので、超えていないと考えられます。よって、選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 ですが、代理店は 1000 の 約20%増、官公需は 2000 の 約55% 増なので、明らかに誤りです。

選択肢 5 ですが、7月の受注総額が 24600 で、8月 ー14.1%,9月 +8.4% なので、7-9月で7月の3倍である 74000弱よりは少ないと考えられます。そして、 10-12 月に 0.4% 増であれば、8兆円には届かないと考えられます。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 1 です。

コメント