公務員試験 H28年 国家一般職(教養) No.24解説

 問 題     

ある出版社では,絶版となった書籍A~Dについて,復刊希望の投票を2 週間受け付けた。投票1 回につき,A~Dのうちのいずれか一つに投票するものとして,投票結果が次のとおりであったとき,確実にいえるのはどれか。

ただし,投票は全て有効であったものとする。

  • 1 週目の投票数は2,500 で,その得票割合は,Aが20 %,Bが50 %,Cが10 %,Dが20 % であった。
  • 2 週目の得票数は,AとBとの差が2,000 以上であり,CとDとの差が4,000 以下であった。
  • 2 週間を通した得票割合は,Aが30 %,Bが20 %,Cが40 %,Dが10 % であった。

1. 2 週目のAの得票割合は,40 % であった。
2. 2 週目のBの得票割合は,10 % であった。
3. 2 週目のCの得票割合は,50 % であった。
4. 2 週間を通したDの得票数は,1,250 であった。
5. 2 週間を通した投票数は,15,000 であった。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

復刊して欲しい本、復活して欲しいお菓子、ありますよね!(個人的意見です)

1週目の投票数は A,B,C,D それぞれ 500,1250,250,500 です。

選択肢 4,5 が、バシッと 2週間を通した得票数が問われているため、こちらの正誤を先に考えます。

選択肢 4 が正解とすると、D の2週間を通した得票割合 「10%」 が 「1250」 票です。すると A が 30% なので 3750票、B が 20% なので 2500 票、C が 40% なので 5000 票です。

この結果になるには、2週目に A が 3250 票、B が 1250 票、C が 4750 票、D が 750 票をゲットする必要があります。これはACの差が just 2000、CD の差も just 4000 と、条件をぴったり満たすので、ありえます。

この時、2週目の投票数は計 10000 票なので「2週目の A の得票割合は 32.5%」、「2週目の B の得票割合は 12.5%」、「2週目の C の得票割合は 47.5%」です。さらに、「2週間を通した投票数は 12,500」です。よって、選択肢 1,2,3,5 は誤りとわかります。

以上より、正解は 4 です。

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