公務員試験 H28年 国家一般職(教養) No.21解説

 問 題     

図のように,縦24 cm,横32 cmの長方形ABCD を対角線BD で折って,点Cの移った点を点C’ とする。辺AD と辺BC’ の交点を点P としたとき,線分AP の長さはいくらか。

1 6cm
2 4√3 cm
3 7 cm
4 8 cm
5 5√3 cm

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

AP = x cm  とおいて辺の長さを書き込んでみると以下のようになります。

ポイントは、折っているので等しい長さに注目すると CD = C’D = 24cm です。△APB と△C’PD は合同です。直角三角形で一辺の長さと、他の一つの角(∠B が対頂角)で等しいからです。

△C’PD に注目して三平方の定理より 242 + x2 = (32-x)2 です。展開して整理すれば 64x = 448 ∴ x = 7 です。以上より、正解は 3 です。

ちなみに、本問では不要ですが、BD は 40 cm です。これは三平方の定理(BD2 = 242+322)でもよいし、直角三角形の辺のよくある比のうちの一つである3:4:5で求めることができます。

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