公務員試験 H28年 国家一般職(高卒 技術) No.91解説

 問 題     

温熱感覚の指標に関する次の記述の㋐,㋑,㋒に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「気温・湿度・㋐・㋑の室内気候の4 要素に,着衣量と作業量を合わせた6 要素を考慮した温熱感覚の指標としては,予測平均温冷感申告(PMV)や㋒が該当する。」

  ㋐    ㋑    ㋒
1.風速  日照率  作用温度
2.風速  放射熱  新有効温度
3.風速  放射熱  作用温度
4.気圧  日照率  作用温度
5.気圧  放射熱  新有効温度

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

室内の温度、湿度、「風速」、「輻射熱(周壁からの放射熱)」 を室内気候の4要素といいます。知らなかったとしても、少なくとも「気圧」よりは「風速」の方が室内気候に影響を与えそうと判断できるのではないでしょうか。㋐は「風速」、㋑は「放射熱」です。

㋒ですが
作用温度は、効果温度ともいう、温熱環境評価指数の一つです。これには「着衣量」や「作業量」は考慮されません。「新有効温度」が㋒です。

以上より、正解は 2 です。

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