問 題
鉄筋コンクリート構造に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 梁の主筋は、曲げによって梁の断面内に発生する引張力を主に負担する。
㋑ 帯筋は、せん断力に対して梁を補強するせん断補強筋のことをいう。
㋒ 柱の出すみ部分に使用する異形鉄筋は、その末端にフックをつける必要がある。
1.㋐
2.㋐、㋑、㋒
3.㋐、㋒
4.㋑
5.㋑、㋒
正解 (3)
解 説
コンクリートが引張に弱く、圧縮に強い材料です。その性質を補うため、鉄筋が入るため、鉄筋が引張に強いです。これが基礎知識です。主筋→引張力の対応となっているため、㋐ は妥当です。
㋑ですが
帯筋(おびきん)は、「柱」のせん断補強筋です。「梁」ではありません。梁の補強材は「あばら筋」です。よって、㋑は誤りです。
㋒は妥当な記述です。
鉄筋末端部のフックは定着長さの確保のため規定されています。
以上より、正解は 3 です。
類題 H27no86
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