公務員試験 H27年 国家一般職(高卒 技術) No.86解説

 問 題     

鉄筋コンクリート構造に関する次の記述の ㋐ ~ ㋓ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「鉄筋コンクリート構造は ㋐ に強く熱に ㋑ い特性をもつ鉄筋と ㋒ に強く熱を ㋓ 特性をもつコンクリートの両者を組み合わせることで互いの欠点を補っている。」

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1. 引張力 圧縮力 伝えやすい
2. 引張力 圧縮力 伝えやすい
3. 引張力 圧縮力 伝えにくい
4. 圧縮力 引張力 伝えやすい
5. 圧縮力 引張力 伝えにくい

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

コンクリート引張に弱く、圧縮に強い材料です。その性質を補うため、鉄筋が入るため、鉄筋が引張に強いです。これが基礎知識です。正解は 1 ~ 3 になります。

そして、熱については、鉄、銅などはフライパンに使われることなどから、熱伝導率が高いと判断できるのではないでしょうか。そこから逆に、コンクリートは熱を「伝えにくい」と考えるとよいです。

ちなみに
あくまでも鉄とコンクリートの比較なので、コンクリートは熱を「伝えにくい」のですが、例えば木材はコンクリートに比べさらに熱伝導率が低いです。

以上より、正解は 3 です。

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