公務員試験 H28年 国家一般職(高卒 技術) No.32解説

 問 題     

記憶階層に関する次の記述の㋐,㋑に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「中央処理装置内にあるレジスタ間のデータ転送時間と主記憶装置のアクセスタイムには大きな差がある。そのため,中程度のアクセスタイムの記憶装置を,主記憶装置と中央処理装置の間に置くと処理速度が上がる。この記憶装置のことを㋐という。

㋐には,MOS 形電界効果トランジスタで構成される㋑が用いられ,アクセスタイムが速くリフレッシュが不要であるという利点があるが,集積度が相対的に低く,高価である。」

     ㋐      ㋑
1.キャッシュメモリ  SRAM
2.キャッシュメモリ  DRAM
3.フラッシュメモリ  SRAM
4.フラッシュメモリ  DRAM
5.フラッシュメモリ  PROM

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

㋐ですが
「一時的なメモリ」なので「キャッシュメモリ」です。
フラッシュメモリは、主にデータを蓄積する「ストレージ」として用いられます。

㋑ですが
SRAM は、Static Random Access Memory の略です。Static が「静的」という意味です。リフレッシュ不要ですが、高価です。
DRAM は、Dynamic Random Access Memory の略です。定期的にリフレッシュが必要です。

以上より、正解は 1 です。

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