公務員試験 H28年 国家一般職(高卒 技術) No.24解説

 問 題     

図のように、真空中に固定されている電気量 +1. 0 C の点電荷 P から、3. 0 m 離れた場所に電気量- 2. 0 C の点電荷 Q を置いたとき、この点電荷 Q に働く力の向きと大きさの組合せとして最も妥当なのはどれか。ただし、真空の誘電率を ε0 とし、1/4πε0 = 9.0 × 109 とする。

 向き  大きさ
1.  ①  1. 5 ×109 N
2.  ①  2. 0 × 109 N
3.  ①  6. 0 × 109 N
4.  ②  2. 0 × 109 N
5.  ②  6. 0 × 109 N

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

まず、正電荷と負電荷という「異符号」の点電荷同士なので「引かれ合い」ます。Pは右に、Qは左に動こうとするはずです。よって、向きは ① です。正解は 1 ~ 3 です。

力の大きさは、2つの点電荷と来たらクーロンの法則です。Fクーロン力=kQ1Q2/r2 です。定数 k が真空中であれば、1/4πε0 です。Q1、Q2 は、電荷の大きさを示します。r は距離です。本問での数値を代入すれば
F = (9.0 × 109) × 1.0 × 2.0 /(3.0)2
= 2.0 × 109 です。

以上より、正解は 2 です。

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