公務員試験 H28年 国家一般職(高卒 技術) No.21解説

 問 題     

図のような回路において,電圧V を10 V とした場合に電流I が2 mA であったとき,抵抗の抵抗値R の大きさはおよそいくらか。

1. 1 kΩ
2. 2 kΩ
3. 3 kΩ
4. 4 kΩ
5. 5 kΩ

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

回路の形から、ホイートストンブリッジを思い出します。たすきにかけた抵抗の値が等しい時、真ん中の抵抗に電流が流れません。するとこの回路は以下のように書き直すことができます。

それぞれの直列部分の抵抗を合成すると 2R です。2R 2個の並列を合成すると (2R + 2R)/(2R × 2R) = 4R/4R2 = R となります。V = RI (オームの法則)より、R = V/I です。V と I にそれぞれ数値を代入すれば、R = 10/(2 × 10-3) = 5 × 103 Ω = 5k Ω です。

以上より、正解は 5 です。


類題 H26no22

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