公務員試験 H28年 国家一般職(土木) No.31解説

 問 題     

図のように水準点A(標高32.531m)から出発して、測点1、2、3の順に2.4kmの水準測量を行い、表の結果を得た。

このとき測点3の正しい標高はおよそいくらか。

1.38.534m

2.38.538m

3.38.542m

4.38.546m

5.38.550m

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

スタートとゴールが一致なので「閉合トラバース」です。戻ってきた時までに誤差が出たら、それを距離に応じて分配することで、誤差を修正できます。

本問では初めが 32.531m で、戻ってきた時に 32.539m となっています。つまり、+0.008m の誤差が計測の過程を通じて生じています。

A→3 までの距離は、0.50+0.80+0.50 = 1.80km です。2.4km で +0.008m の誤差だから、1.8km では +0.006m の誤差となります。

よって、38.544(測定値)ー0.006(誤差) = 38.538m

正解は 2 です。

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