公務員試験 H28年 国家一般職(土木) No.21解説

 問 題     

図のようにトラスの節点cに鉛直集中荷重が作用しているとき、節点cの鉛直方向の変位として最も妥当なのはどれか。

ただし、全ての部材の断面は一様であり、断面積はA、ヤング係数はEとする。

また、部材の自重は無視できるものとし、変位は微小であるものとする。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

トラスの変位なので単位荷重法を思い出します。

単位荷重法とは、全部材について「軸力×1Nかけた時の軸力×部材長さ」÷EA を計算して足すというものです。

【ステップ1 軸力を求める】

力のつり合いを考えれば、3/5 P,4/5 P となります。以下の図の通りです。

【ステップ2 P=1の場合を求める】

先ほど求めた力のPに1を代入すれば、それぞれ 3/5 、4/5 とわかります。

これで準備は完了です。

【ステップ 3 鉛直変位の計算】

以上より、正解は 2 です。

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