問 題
大気中に存在する放射性核種 X1 は半減期 5.6 × 103 s で核種 X2 になる崩壊によって大気中から失われる。
崩壊によって X1 の個数が時間 t[s]経過後に初めの個数の e-λt 倍になるとき、λ はおよそいくらか。
ただし、loge2 = 0.69 とする。
1 1.2 × 10-4 s-1
2 2.4 × 10-4 s-1
3 3.8 × 10-4 s-1
4 5.6 × 10-4 s-1
5 8.2 × 10-4 s-1
正解 (1)
解 説
X1 → X2
半減期 5.6 × 103 秒 とのことなので t = 5.6 × 103 の時、「初めの個数のちょうど半分」=「0.5 倍」になると考えることができます。
問題文より、t 秒後に、初めの個数の e-λt 倍なので、
両辺 loge をとると
ー5600λ = loge1/2
ここで、右辺 loge1/2 は以下のように変形できます。
loge1/2
= loge1 ー loge2
= ーloge2
これは問題文より ー0.69です。
以上より、
λ = 0.69/5600
= (0.69/0.56) × 10-4
一番近いのは、選択肢 1 です。
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