公務員試験 H28年 国家一般職(土木) No.11解説

 問 題     

二つの丸い密閉容器と管を接続し、内部を水と水銀で満たしたところ、図のような状態となった。点AとBの圧力差の大きさはおよそいくらか。

ただし、重力加速度の大きさを10.0m/s2、水の密度を1.00×103kg/m3、水銀の密度を1.35×104kg/m3とする。

  1. 0 kN/m2
  2. 2.00 kN/m2
  3. 27.0 kN/m2
  4. 2.70×103 kN/m2
  5. 1.35×104 kN/m2

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

問題文の図より、水銀柱 20cm 分の違いがあると読み取れます。

水銀について、密度が 1.35 × 104kg/m3 と与えられています。これは、水銀が 1m 四方分あれば13500kg ということです。

垂直方向F=mg だから1m四方で、F=135000N/m2 といえます。

本問では水銀柱の高さの差は20cm つまり 0.2m です。従って、水銀柱による圧力は27000N/m2 と考えられる。

選択肢に注目すると、kN になっているので 27000N= 27kN となるから、正解は 3 です。

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