公務員試験 H28年 国家一般職(電気・電子・情報) No.40解説

 問 題     

稼働率 a の装置 A、稼働率 b の装置 B を接続してシステムを構成することを考える。

図Ⅰのような並列接続をしたシステムは,いずれかの装置が稼働していれば,そのシステムは稼働し,図Ⅱのような直列接続をしたシステムは,全ての装置が稼働している場合のみ,そのシステムは稼働するものとする。このとき,図Ⅲのようなシステムの稼働率として最も妥当なのはどれか。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

図Ⅰ(並列)の稼働率は「装置Aも壊れる」かつ「装置Bも壊れる」 確率を 1から引けばわかります。『1ー{(1-a)×(1-b)}』と表せます。図Ⅱ(直列)の場合、それぞれの稼働率をかければよいです。

従って、図Ⅲの稼働率は『1ー{(1-a)×(1-b)}』× a です。『』の中を整理すると、a+b-ab です。つまり、図Ⅲの稼働率として、 a(a+b-ab) が妥当です。

以上より、正解は 1 です。

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