問 題
次のA B Cは江戸時代の思想家に関する記述であるが該当する思想家の組合せとして最も妥当なのはどれか。
A:支配階級の自覚を強調する朱子学に疑問を持ち普遍的な人間の立場から独自の儒学を説いた。また学問を修めることと日常の生活とがかけ離れてはならないと考え人間は善いと分かったことを直ちに実践する知行合一に努めなければならないと主張した。
B:朱子学の思想を積極的に取り入れ幕藩体制を支える学問としての儒学の基礎を固めた。また物事には全て「上下定分の理」があると説き天地自然に上下高低の理があるように人倫にも上下や分(身分・職分)の定まった理があるとした。
C:仏教や儒教など外来思想の影響を排除し日本の古代社会を理想として日本の伝統と古代人の心を明らかにしようとする国学を集大成した。また『古事記』などの古典を実証的に研究し『古事記伝』などを著した。
- A B C
- 林羅山 中江藤樹 本居宣長
- 林羅山 本居宣長 中江藤樹
- 中江藤樹 林羅山 本居宣長
- 中江藤樹 本居宣長 林羅山
- 本居宣長 林羅山 中江藤樹
正解 (3)
解 説
記述 A ですが「朱子学に疑問」、「知行合一」というキーワードから、中江藤樹です。
記述 C は、「古事記伝」著者といえば本居宣長です。
この2人でしぼりたい所です。選択肢より、記述 B は林羅山とわかります。
以上より、正解は 3 です。
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