公務員試験 H27年 国家一般職(化学) No.14解説

 問 題     

アンモニアの分解反応 2NH3 → N2 + 3H2 に関する次の記述の㋐、㋑に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「初期分圧を p0 として、アンモニアガスをタングステン触媒上 900 K で分解させる反応を行う。この反応速度はアンモニアの分圧を p 、時間を t、反応速度定数を k とすると、ーdp/dt = k で表されることが知られている。

したがって、この反応は( ㋐ )反応であり、アンモニアの物質量が初期の量から半分になるまでの時間(半減期)は( ㋑ )で表される。」

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

n 次反応において、ーdC/dt = kCn です。従って、n = 0 の場合の式が与えられているため、0 次反応です。正解は 1~3 です。

半減期は覚えていたとします。以下の 3 つは基礎知識です。

本問では、濃度ではなく圧力について見ているので C0 → p0 です。

以上より、正解は 3 です。
類題 H26no13

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