公務員試験 H27年 国家一般職(教養) No.31解説

 問 題     

質量が等しい、液体A 固体B 固体Cがあり、固体Bの比熱は、固体Cの比熱の2倍である。18.0℃ の液体Aの中に、40.0℃ の固体Bを入れてしばらくすると、液体A及び固体Bの温度は20.0℃ で一定になった。

いま18.0℃ の液体Aの中に、81.0℃ の固体Cを入れてしばらくすると温度は一定になった。このときの液体A及び固体Cの温度はいくらか。

ただし熱の移動は、液体と固体の間だけで起こるものとする。また比熱とは、単位質量(1gや1kg など)の物質の温度を1K 上昇させるのに必要な熱量をいう。

  1. 20.0℃
  2. 21.0℃
  3. 23.7℃
  4. 26.1℃
  5. 28.5℃

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

B を A に入れた時の温度変化から「B 20℃分で、A が 2℃上昇する」とわかります。

B の比熱が、C の比熱の 2 倍なので「C 20℃分だと、A は 1℃しか上昇しない」とわかります。

A 18℃に C 81℃を入れたということなので、C を 20℃ずつ下げていって考えてみれば

  • A 19℃ C 61℃
  • A 20℃ C 41℃
  • A 21℃ C 21℃ 

となり、21℃で等しい温度になるとわかります。

以上より、正解は 2 です。

コメント