問 題
障害者福祉に関する法律についての記述 A~D のうち、妥当なもののみを挙げているのはどれか。
A. 身体障害者福祉法において、国民は、社会連帯の理念に基づき、身体障害者がその障害を克服し、社会経済活動に参加しようとする努力に対し、協力するように努めなければならないと規定されている。
B. 知的障害者福祉法において、知的障害者とは、知的障害者更生相談所において、知能指数が 85 未満と判定された者であって、知的機能の障害が発達期までに現れ,日常生活に支障が生じているため,何らかの特別の援助を必要とする状態にある者をいうと規定されている。
C. 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律において、精神障害者とは、統合失調症精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者をいうと規定されている。
D. 発達障害者支援法において、発達障害者に対する早期の発達支援が重要であることにかんがみ、国及び地方公共団体は、発達障害の早期発見のために必要な措置を講じることと規定されており、各市町村には未就学児を対象とした発達障害者支援センターの設置が義務付けられている。
1. A B
2. A C
3. B C
4. B D
5. C D
解 説
記述 A は妥当です。
身体障害者福祉法 3 条です。
記述 B ですが
知的障害者について、法的な定義は、試験時点で明確にはありません。従って、記述 B は誤りと考えられます。
記述 C は妥当な記述です。
第 5 条に定義されています。
記述 D ですが
発達障害者支援センターの設置や委託を行うのは「都道府県 及び 指定都市」です。各市町村に設置義務があるわけではありません。記述 D は誤りです。
以上より、妥当な記述は A,C です。正解は 2 です。
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