問 題
アメリカの都市計画家 C.A.ペリーが提唱した近隣住区論の基本的な考え方に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
・ 一つの ㋐ 校区程度の規模とする。
・ ㋑ を境界とする。
・ 独立住宅地の場合約10%を公園グラウンドなどのレクリエーション用地にあてる。
・ 中心部に㋐ 教会図書館コミュニティ施設などを配置する。
・ 住区の㋒ の交差点近くに商店を配置する。
・ 街路は通過交通を排除するために格子形をやめループ化(道路を環状とすること) 袋小路化(行き止まりになっている幅の狭い道とすること)などによりレクリエーション用地をできるだけ多く生み出すようにする。
/ | ㋐ | ㋑ | ㋒ |
1. | 小学校 | 通過交通の少ない街区道路 | 周辺部 |
2. | 小学校 | 通過交通の多い幹線道路 | 中心部 |
3. | 小学校 | 通過交通の多い幹線道路 | 周辺部 |
4. | 中学校 | 通過交通の少ない街区道路 | 周辺部 |
5. | 中学校 | 通過交通の多い幹線道路 | 中心部 |
正解 (3)
解 説
「一つの小学校を必要とする人口の大きさにより計画した住宅地の単位」が「近隣住区」です。これは基礎知識です。
ペリーは「子どもが遊び場にいくのに、主要幹線道路を横切る必要があると、危険」「商店は幹線道路を必要とする」と考察しました。これをふまえると「幹線道路」を境界とし、「周辺部」の交差点近くに商店を配置するが妥当と考えられます。
以上より、正解は 3 です。
類題 H26no98
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