公務員試験 H27年 国家一般職(高卒 技術) No.90解説

 問 題     

鉄筋コンクリート構造の工事に関する記述㋐ ㋑ ㋒のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 鉄筋の切断・折曲げなどの加工は加工しやすいように加熱して行う。
㋑ コンクリートの打継ぎの際、打継ぎ部のコンクリートに対しては散水を行わずできるだけ乾燥させる。
㋒ 床スラブ下、屋根スラブ下、梁下のせき板の取り外しは、原則として支保工を取り外した後に行う。

1. ㋐
2. ㋐ ㋒
3. ㋑
4. ㋑ ㋒
5. ㋒

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

㋐ですが
鉄筋の加工を加熱しながら行うと、その部分がもろくなったりするため、常温加工で行います。よって、記述㋐は誤りです。

㋑ですが
コンクリートの打ち継ぎとは、硬化し終わっているコンクリートに、コンクリートを継ぐことです。打ち継ぎ面は散水をして十分吸水させ、湿潤状態で行います。継いだコンクリートの水分を吸収してしまうことを避ける、接合面をきれいにするといった意義があります。よって、記述㋑は誤りです。

以上より、正解は 5 です。

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